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マネジメント:STAGEWORKS 設計・監理:篠崎弘之/篠崎弘之建築設計事務所
 
  リノベーションだから手に入る『買わずにつくるというチャレンジ』
  House L の場合
 
  STAGEWORKSとKさんとの出会いは一通のメール。中古の戸建を購入してリノベーションする予定でマネジメントのご依頼だ。Kさんは、30代前半のご夫婦と現在2才になる長女との3人家族。ご夫婦ともに会社員、都心の会社に勤めている。新たな住まいの場所は千葉県の八千代市、職場までは一時間半ほどの時間をかけて通うことになる。ご主人いわく、この通勤時間が仕事と家族・プライベートとの切り替えのために必要な時間だという。奥さんのご実家は同じ八千代市でご近所であり、ご両親も通いやすい環境になるそうだ。
 
 
工事前の建物外観写真
工事前の建物内観写真
  1. 資金計画のこと
STAGEWORKSは資金計画の確認を大事なステップと位置づけている。ファイナンシャル・プランナーの高橋と共にKさん宅に伺った。Kさんご一家の財務についてつぶさにヒアリングし、戸建住戸の購入資金と将来に向けての必要資金を割り出す。そうすることでリノベーションに投入できる「無理のない予算」を確認することができる。高橋は独立した事務所を主宰するファイナンシャル・プランナーだ。独立しているからこそ、慣れ合いを排除した「無理のない予算」が生まれる。高橋の口癖は「新居で電卓を弾くような無粋な風景は見たくない。だから無理のない予算のアドバイスは私の責任で提示します」だ。高橋が試算した予算はこれから始まる計画の大切な指標になる。若干の修正の余地はあったものの、Kさんの計画は高橋の試算に近いものだった。これでローン審査にありがちな「どれだけ借りられるか」ではなく「将来の家計まで見据えた」予算を知ることで、住まいづくりに安心して楽しんでもらえる。
 
  2. 建築家決定への流れ
設計デザインを担当する建築家は篠崎弘之/篠崎弘之建築設計事務所。STAGEWORKSがパートナー建築家の中から篠崎をノミネートした理由は3点。ファイナンシャル・プランナーが算出した「無理のない予算」の意味を理解していること。Kさんご夫妻の人柄と雰囲気が篠崎の個性と作風がぴったりであったこと。そして、篠崎に打診をした際に「楽しそうですね」と返してきたことだ。住まいづくりはチーム全員が楽しめないと素晴らしいものはできないものだからノミネーションする際の大切なポイントだ。
 
Kさんご夫妻には小さなお子さんがいるのでご夫妻揃っての時間調整が合わず、まずはご主人のみ篠崎に会って頂いた。ご夫妻は理想の住まいの空間を話し合われていたので、ご主人だけでも様々な要望が泉のように出てくる。要望をカタチにするための可能性や、篠崎が過去に手掛けた住まいのことや住まいに対する考え方。Kさんのライフスタイルに対する思いやこだわりなど。話題は尽きなかった。
 
翌週末、奥さまを伴って2度目の面談の日。前週には図面やノートが広がっていたテーブルには「コンパクトな家」が建っている。前週に話し合っていたイメージが模型というカタチになって。外見だけではない、屋根をはずせば家具什器だけでなく、その空間で暮らす3人の家族までもいる。篠崎のプレゼンテーションはスピード感とお施主さんが具体的なイメージを描きやすいツールを使うという特徴がある。
 
 
模型を前にして打合せ@篠崎弘之設計事務所
 
  Kさんは一緒に住まいをつくるパートナーを篠崎に決めた。決め手は、まず話しやすいということ。自分たちのイメージしていた空間をカタチにし、それまで気付かなかったダイナミックなイメージを提案してくれたことだという。
ここから先はKさんご夫妻とパートナーとなった篠崎が住まいのディテールを決めてゆくステップになる。STAGEWORKSはマネジメントに徹することになる。この瞬間はいつも若干の「寂しさ」感じる。これは勝手に感情移入のひとつだと思うのだが、この寂しさがなければコーディネートはできない。「買わず」に「つくる」という選択をされたKさん。その選択が「自分たちらしい」空間に生まれ変わらせたこのプロジェクトは、きっとこれからメジャーな選択になってゆくのだろう。
   
   
 

3 そして完成
Kさんの家は、戸建住宅のフルリノベーションである。築10数年の戸建住宅を購入し、屋根と外壁だけを残して、大胆にフル リノベーションした。外構も、玄関の位置も、水廻りの位置も、すべて自分たちの生活スタイルに合うように計画し、自分た ちの好きなものに囲まれた生活を手に入れた。

 
  設計デザインについて
 
 

4. 明るく開放的な玄関スペース
玄関は既存の掃き出し窓を利用して、新たにつくった縁側デッキ / 室内の土間通路と一体となっている。開放的な土間通路は ベビーカーを置いたりベンチを置いたりできるようにゆとりをもって作られている。既存にあった立派な玄関は奥さんの仕事 スペースとして、そのアプローチはデッキスペースとして活用している。玄関スペースから見上げると、2階の大きな LDKが見える。明るく開放的な玄関スペースは、従来の家の構えとしての玄関としてではなく、まさにこの家の生活の入り口として、健全にかつ機能的に作られている。

 
 
 
竣工写真:玄関スペース
 

5. 回遊できるコントラストのある土間空間
この玄関から続く土間通路は、1階をぐるりと回れるようになっていて、その回廊には寝室、バス洗面、収納、そして本棚が 設置されている。いままで溢れていた書籍は、作家 / ジャンルごとに綺麗に整理されている。広い土間はちょっとした読書スペースとしても機能している。

 
 
 
明るい玄関土間から半周廻ると、反転、暗がりをもったトンネルのような土間になる。本棚の間に 扉がついていて、開けると寝室がある。コンパクトで洞窟のような寝室が落ち着いて安眠できるとのこと。 その回廊の中心にはモルタルでできた大きな収納ボックスが鎮座している。靴、洋服から季節家電など、Kさん家族の生活用品すべてがこの中にまとめられている。明るさと暗がり、その差異が生活にリズムを作り出している。
 
竣工写真:土間空間
 

6. モルタルによる象徴的な収納ボックスと階段
回廊から見上げると、一部残した既存の2階の床であった部分の梁が現しになっている。収納ボックスは高さを低く抑えてい るため、2階部分が隙間越しに見えてつながっている。

 
 
 
階段もモルタルで一体的につくり、手すりは少し大きめの木材を使用して、既存の木梁との新旧織り交ぜた木組みのように見 せている。1階床下の基礎部分にもコンクリート基礎を追加して、より安定した構造としている。
 
竣工写真:収納ボックスと階段
 

7. 階段をあがって2階へ
2階部分は LDKとして、大きなワンルームになっている。既存の2階床は外周部の梁だけを残して、縁側のよう小上がりとし てまわっている。縁側から下がった床は収納ボックスの上面であり、壁同様にモルタル仕上げとなっている。外壁にある窓は 既存の窓そのままを利用している。元々細かく間仕切られていた各室、和室や洋室、トイレや階段室などに合わせてつくられ ていた窓の大きさ、高さがリズムよくランダムに光と風を取り込んでいる。 ダイニングテーブル、キッチンカウンター、パントリーもオリジナルで制作した。240cm幅の大きなダイニングテーブルは、 縁側と同じナラ材を使用している。

 
 
 
 
この大きなワンルームを確保するために、新たに大きな梁フレームと4本の柱を入れて屋根を支え、外壁部分も構造耐力を向 上させた。この家の新たなシンボルとなった梁と柱は、K さん家族の生活をフレーミングするように組み上げられている。
 
竣工写真:2階LDK
 
 

8. 郊外住宅のリアリティ
植樹を楽しめる庭とみんなでバーベキューもできるデッキテラス、駐車場スペースも十分確保できた。2階の大きなLDKには 毎週末には友人たちが集うようになった。3人で住むには広すぎて、家族がもう一人欲しくなったという。Kさん家族にとって、中古住宅のリノベーションという選択肢はまさに正解だった。とある若い家族が郊外住宅に住む、その新しいリアリティがここにある。

 
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